ジャイラスはPSG音源を5個搭載した擬似的クラシック体験!
皆様お久しゅうございます。烈鉱石です。
さて今回はジャイラスの基板が手に入りました!!
私がアーケード基板を始めて以来ずっと欲しかった基板の一つですね。
これで、P-47ACES、湾岸戦争、ネビュラスレイ、バイパーフェイズ1(OLD)、トライゴン、ヘクシオン、チェンジエアブレード、19XX、ギャロップに続いて10作品目になりましたね。
目標は達成されつつある。
もちろんインストも取説も純正品を持ってますよ~。
しかし、ジャイラスといえばなんと言ってもPSG音源のAY-3-8910を豪華に5個搭載して構成されたPSG15音+DACPCM1音からなる豪華なステレオミュージックでしょう。83年のゲームですよ。
わたしが学生時代ゲームセンターで見かけてプレイしたときはもう驚きましたね。何だこの立体音響は!って。
あの頃の感動が忘れられなくって手に入れるまでになったという。なんとも懐かしい思い出ですね。
BGMにはAY-3-8910を3つとDACを一個一個左右に割り振って使っています。残りの2つは効果音ですね。
これだけでも贅沢な仕様。
でも主要チップは削ってあるのか塗ってあるのかわかりませんが、読めなくしてあるのは当時のコピー基板対策の一環だったんでしょうね。企業秘密の方かもしれませんが。同じかな?
PCモニターで動作確認をしてから・・・・。
モニターでプレイ。もちろんハーネスはステレオ仕様に改造。
うーむステレオ音響が素晴らしい。
プレイして感じたのはジャイラスのBGMはヘッドホンで聞くよりスピーカー越しに聞くのが正解のような気がするという点だ。
BGMはクラシックの「トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565」一節をアレンジしてあるのだが、
クラシックは演奏空間の中にいる感覚が味わえるからホールで聞くのが一番と昔クラシック好きの親戚から聞いたことがある。
確かに奏者の配置が決まっており右からはバイオリンの音が強く聞こえたりとスピーカーにはない反響による空気感が味わえた。
このジャイラスは音源が一つ一つ左右に割り振られているため”奏者の配置”が擬似的に再現されているのかもしれない。
それによりヘッドホンで聞くと左右から別々に聞こえるで終わるが、スピーカーだと空気反響により丁度いい具合に混ざり合い、心地の良い音響になるのではなかろうか。
当時にこういった発想に至ったサウンド担当の井上正廣さんの発想力と技術力を垣間見た気がする。
みんなもジャイラスを手に入れたらヘッドホンではなくスピーカーで楽しもうね!!