PC-88VA2 修理黙示録
おひさしぶりです。烈鉱石です。
最近はVRChatやらVR関係にハマりこっちに顔を出すことがめっきり減りましたが、やはりレトロゲーム系の情報はこっちのほうがよく集まりますのでわりかしROM専でいたりしています。
さて、時をさかのぼりましょう、2018年6月2日。
私は色々と技術が整ったのでそろそろ頃合いだろうと思い。PC-88VA2を落札、入手しました。
たしか、3万だったかな。
モードランプが3つ全部点灯していなかったりと状態は良さそうだったのでまあ、妥当な落札価格だと思います。
まずは電源のコンデンサーをぱぱっと交換して、電池をニッパーで切り取ってとりあえずイースⅡで動作確認を行いました。
映像は普通に映ってる・・・が、なんか音が足りない。SSGが出ていなかったんですね。
原因はともかく、音質向上を目的にサウンドボード(でいいのかなあれは)のコンデンサーを全部とっかえました。
で、接続し直し改めてチェック、無事SSGもなりました。
このときはVA専用ゲームが一切なかったので現状ここでストップとなりました。
で、4月19日「ファミリースタジアムペナントレース版」を入手。ようやく本格的なチェックができるようになったのです。
早速起動させると・・・・。
ステージが映ってない!!!
なんか端が乱れてる!!
はい。全然だめですね。
しかもまたSSGが鳴らなくなってました。
映像の方はどうやらBG0、一番大きい描画がだめになっているようです。
本来タイトルが出るであろうこの画面にタイトルがありません。
そんでもって端の乱れは普段映らないところマスクをかけてあるそうですがそれが機能していないようです。
早速開けて液漏れでしにやすいと有名な箇所をチェックしてみました。
だめですね。
さあ、本格的なジャンプワイヤー作業の時間がやってまいりました。
なんか昔に比べてかなり多くなっており「PC-88VAの修理 | Framのレトロハードメンテナンス記録」、tomoさんの「レトロなPCとか」の記事を参考にさせていただきました。
tomoさんの記事に記載されている資料を参考に自分でも通電チェックしながらジャンプワイヤー作業を繰り返しました。
かなり地道で目がつかれましたね(笑)
ヤスリで削ってハンダメッキしてとりあえず目視断線チェック。
その後にテスターで通電確認してワイヤーをつなげる地道な作業。
その結果、
無事ジャンプワイヤー作業が終わりました。
サウンドボードの断線もあったのでつなげました。
おそらくコレでSSGもなってくれるはず。
ちょっと汚いがまあ、ご愛嬌ってことで。一応接触しないようにはしているので大丈夫なはず。
さっそく仮で組み立て直し、ビクビクしながら電源オン!
やりました。
無事成功です!
タイトルや背景も表示されるし変な表記も出ない!!
完璧だ!!コレで修理は終了!!!
せっかく解体したのでちょっとおまけ作業を。
ついでなんで基板洗浄を入念にやり、
Cバススロットを3スロット化!
ついでに数値演算コプロセッサも導入!!
これで2TDドライブ以外は完璧なVA2となりました。
そしてようやく遊べる
VOLTIGE AERIENNE!
書き戻しにも苦労しましたがコレでようやく遊べます!!!
ちょっとプレイして映像に不具合もなかったのでコレで本当に作業完了です。思う存分VAを堪能できます。
VAを手に入れたから森羅万象もやりたいし。ソーサリアンも動かして完成された呪われたクイーンマリー号を堪能したい。
そしてうちの88FHはサウンドボードⅡがないので、幼獣機甲兵ワ-ドラゴンとかスタークルーザーとかがサウンドボードⅡ音色で楽しめるようになったよ・・・・。
夢が広がりますが、VA専用ゲームの数が少ないんだよなぁ・・・・。