烈鉱石修復工房

家庭用、PC、アーケード等を触り、時にはハンダを握る。

PC-9801におけるベース機体。それがPC-9801VM、VX!

烈鉱石です。

時を遡って12/21の出来事です。

 

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PC-9801VMを入手しました。

BEEPに動作不安定品として800円で売られていましたので壊してしまっても損害は少ないのでせっかくなので購入しました。

早速開けて電池を取り外しておきます。

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これが・・・。

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こうじゃ!

 

無事成功。まぁ、ニッパーで切っただけですし。

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半バラしの状態で動作チェックを開始しました。

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BASIC画面で放置しているとどんどん画面にノイズが走るではありませんか。

この症状をツイッターで報告すると「メインボードを冷やすと直るかも」と言われて試した所。ノイズがだんだん消えていきました!

・・・・どういうこと?つまりは熱暴走というわけです。なんで熱暴走しているのか分からないのでとりあえず基板洗浄を久しぶりにやることにしました。

ですが・・・・。

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やらかしました。

水晶振動子かな?が折れてしまい起動不可能となりました。

今思うと、電源周りが怪しかったかなと思います。はい・・・。

 

時は経過して1/1・・・。

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PC-9801VXが届きました。

VMとVXの違いはCPUと描画性能にあります。CPUだとVMはV30のみですが、VXはV30以外に80286を積んでいます。

描画性能に関してはVMが640*400ドット*4096色中8色に対し、VXは640*400ドット*4096色中16色と2倍になっております。

 

早速ばらしていきましょう。

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ついでにニコイチしていきますのでVMも一緒にバラします。

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悪名高き、ニッカド電池を発見。液漏れは少ないですが将来何が起こるかわかりませんので外します。今回も簡易的にニッパーで。

 

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これがVMのときに壊してしまった水晶振動子と思われる「MU7ZP」と書かれたアルミ筒の部品。

情報が少なすぎて探すことはほぼ不可能な状態です。

これがどんな部品なのか分かる人がいらっしゃいましたら教えてください。

 

 

フロッピードライブを交換した所で、もとに戻していきます。

で、せっかくなので・・・。

比較タァ~イム~!

まずはマザーボードから。

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VM

 

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VX

 

基本的に違いは見られませんが、前面部近くのジャンパーがなくなっていたりしています。

 

つぎはCPUボード!

 

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上がVX。下がVM

 

VXは80286が乗ってることもあってか、ROMは新しく増設された2枚めに移されています。

 

最後にグラフィックボード!

 

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上がVX。下がVM

 

一番性能が違うところだけあってレイアウトもある程度変わっています。

 

 

組み立て終わった所でサウンドボードを増設しよう!

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グラフィックボードのここにサウンドボードと繋ぐ端子があります。最初は全然気づかなかったわ。

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こんな感じでつながります。

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無事増設完了です。これでV30を必要とするゲームに対応することができます。

スタークルーザーはDAのV30エミュレーションモードでもだめでしたからねぇ・・・。あれには驚きました。

 

では今回はこんなもんで、おさらばです!